Dsb2023coll-denshi
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IoTInernet of Things のこと。様々な「モノ」がコンピュータネットワークに接続され、情報を交換することにより相互に制御する仕組み。5G第5世代移動通信システム。高速大容量の無線通信が可能。通信速度はGbps (Giga bit/sec)以上。高精細動画配信や自動運転などに活用される。データサイエンスデータを用いて科学的あるいは社会的に有用な知見を得ようとする科学のこと。計算機ネットワークの発達によって集積されるデータ量が膨大になり、これらを活用する新たな科学的アプローチが必要になっている。Society 5.0狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く社会で、計算機ネットワークを通してヒトとモノがつながり、現実空間とサイバー空間が融合して人間とロボットが共存していく社会。DXDigital Transformation のこと。単なるデジタル化ではなく、進化したデジタル技術を活用することでイノベーションを起こし、社会を変革することを指す。回帰モデル気温と使用電力のように二つの変数のうちの一方の変数が他方の変数に影響を与えるときに影響を与える変数と影響を受ける変数の関係を数式を用いて表現したもの。両者が直線的な関係にあると仮定したモデルを線形回帰モデルと呼ぶ。条件付き確率ある条件のもとである事象が生起する確率のこと。たとえば、英文ではTの次にHが出現する確率が高いため、ある文字がTであった場合に次の文字がHである条件付き確率 P(H|T)はHが出現する確率 P(H)よりも大きい。モンテカルロ法乱数を用いたシミュレーションや数値計算のこと。カジノで有名なモナコ公国の地名に由来する。ある確率分布にしたがう乱数をマルコフ過程(ある事象が生起する確率がそれ以前に生起した事象に応じて決まる過程)を用いて生成して行うシミュレーションや数値計算をMCMC(マルコフ連鎖モンテカルロ法)と呼ぶ。クラスタリング与えられたデータを自動的に分類する方法のこと。人工知能(Artificial Intelligence: AI)人間特有の能力と考えられていたものが次々と計算機で実現され、当初は人工知能と言われた能力もすぐに陳腐な技術になってきた。現状では真の知能には程遠いため、機械学習と呼ぶことが多い。ディープラーニング(深層学習)人間の脳神経細胞の働きを模した多層ニューラルネットワークを用いた学習。手書き文字などの入力に応じて正しい出力が得られるように、ニューロン間の結合の強さ等を調整する。膨大な学習データを用いて学習することにより、画像認識では人間の能力を超え、ロボットが眼を獲得した。この分野を先導したカナダのJ.Hinton教授は、2018年に情報科学分野のノーベル賞ともいえるチューリング賞を受賞した。強化学習一連の行動を通して、最も多くの報酬が得られるように学習を進める方法。たとえばロボットの最適な動きを正解として与える代わりに、ロボットの適切な動きに対してはプラスの報酬、不適切な動きに対してはマイナスの報酬を与え、報酬が最大になるような動きを選択するように学習を進める。生成系AI膨大なデータを用いた学習により、画像や文章を生成するAIのこと。DALL-E2, Midjourney, Stable Diffusion 等、指定した文に対応する画像を生成するソフトウェアに応用されている。また、大規模言語モデルGPT-3, GPT-4等を用いた対話型AIが広く利用されるように なってきた。用 語 集

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