59535671.2図2.16:フィボナッチのうさぎ図2.15:リストを扱う組み込み関数の例図2.17:フィボナッチ数列のプログラム要素番号を用いてa[要素番号]によってリストの要素を参照することができます。たとえばprint(a[3])。ある範囲の要素をスライス式を用いて参照できます。 a[i:j] とすると a[i] から a[j-1] までが指定されます。たとえば a[0:3] は a[0],a[1],a[2] です。このような数列をフィボナッチ数列と言います。図2.17にプログラムを示します。1か月目1か月目赤ちゃん赤ちゃんうさぎうさぎ大人大人うさぎうさぎ2か月目2か月目3か月目3か月目4か月目4か月目5か月目5か月目21#リストの長さ#リストの中の最大要素の値#リストの要素の合計リストの生成と参照空のリストを生成するには a=[] のようにします。図2.14の5要素のリストを生成するにはa=[74,95,68,32,87]とします。文字列を要素とするリストを生成することもできます。たとえば、a=[‘a’, ’b’, ’c’, ‘d’, ‘e’]。全ての要素の値が0のリストを生成することもできます。要素数が5の場合 a=[0]*5 とします。リストの操作(メソッド)リスト名.メソッド により、様々な操作が可能です。 appendというメソッドを用いてリストに要素を追加することができます。たとえば、a=[74,95,68,32,87] のとき、 a.append (55)とするとリスト a は [74,95,68,32,87,55] になります。sortメソッドによってリストの要素を値の小さい順に並び替えることができます。 a.sort() に続けて print(a) とすると [32,55,68,74,87,95] が表示されます。リストを扱う関数Pythonの組み込み関数を用いてリストの要素の最大値や合計を計算することができます。 関数は、関数名(リスト)のようにリストを引数(ひきすう)として呼び出します。図2.15に例を示します。lenはリストの要素数を求める関数、maxは最大値、sumは合計を求める関数です。合計を要素数で割り算することによって、リストの要素の平均値を求めて表示しています。フィボナッチ数ウサギが1匹生まれました。2か月たつと毎月子供を1匹生むとします。10カ月目にウサギは何匹になるでしょう? 図2.16に基づいて考えましょう。nか月目のウサギの数を f [n] とします。 f [n] は2か月前のウサギの数の2倍と1か月前に生まれたウサギの数の和ですからf [n] = 2×f [n-2]+(f [n-1] – f [n-2]) = f [n-1] + f [n-2]。f = [0,1]for n in range(2,11): f.append(f[n-1]+f[n-2])print(f)実行結果[0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55]a=[74,95,68,32,87]print(len(a))print(max(a))print(sum(a))ave=sum(a)/len(a)print(ave)実行結果
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