4 = 36 = 23 、すなわち P(1│赤)= 43 = 41 。4 = 123 = 43 × 126 = 123 × 123 = 4第1部条件付き確率とベイズの定理○3○2○1○2○2○1○3○3○1○1○1○1○1○1○1○1○1○2○1○2○2○3○3○3図1.13: 箱の中に入っている数字が書かれた2色の玉。図1.14: 色と数字で分類した箱の中に入っている玉。ある条件のもとである事象が起こる確率を条件付き確率と言い、P(事象|条件)のように書きます。上の例では赤玉4個のうち 1が書かれている玉は3個ですから、取り出した玉が赤玉のとき 1が書か3 です。条件を縦線れている確率は 4より後ろに書くことに注意してください。いる赤玉である確率 P(1∩赤)= 12ようにふたつの事象が同時に起こる確率のことを同時確率と言います。一般に、二つの事象 A, B の同時確率と条件付き確率の間には P(A∩B) = P(A|B)P(B) = P(B|A)P(A) の関係があります。これより、以下のベイズの定理が得られます。ある病気にかかっているかどうかは、症状や検査結果に基づいて判断されます。このように、データに基づいて知見を得る際に重要になる条件付き確率とベイズの定理について説明します。12P(A|B) = P(B|A) P(A)P(B) 条件付き確率図1.13のように、箱の中に赤玉4個と青玉8個が入っており、それぞれの玉には1, 2, 3 いずれかの数が書いてあるとします。この箱か1 、数ら1個取り出したとき、赤玉である確率は P(赤)= 121 です。では、取り出し字1が書かれている確率は P(1)= 12た玉が赤玉であるときに数字1が書かれている確率はいくらでしょうか?同時確率上記の例で、1が書かれている赤玉は3個あります。したがって、箱から1個取り出したときにその玉が1が書かれて1 です。ここで記号 ∩ (キャップ)は「かつ」という関係をあらわします。このベイズの定理取り出した玉が1が書かれている赤玉である確率(図1.14の紫の領域)は、取り出した玉が赤玉である確率 P(赤)と、赤玉である場合に1が書かれている条件付き確率 P(1│赤)の積に等しくなります。1 。 すなわち、P(1∩赤) = P(1│赤) P(赤) = 4他方、この確率は取り出した玉に書かれている数字が 1 である確率 P(1) と、取り出した玉が1である場合に赤玉である確率 P(赤|1)の積に等しくなります。すなわち、P(1∩赤) = P(赤│1) P(1) = 6
元のページ ../index.html#12